ちょっと嫌なことがあっただけなのに、意外と引きずってしまうこと、ありませんか?
いつまでもモヤモヤして、ほかのことが考えられなくなる。
考えたくないのに勝手に頭の中をグルグル回ってしまう。
そんな状況、一度は体験したことがあるのではないでしょうか?
内省さんにとっては、日常茶飯事かもしれませんね!
今回は、そんなグルグル・モヤモヤを上手く手放す方法をご紹介します。
ご紹介するのは、「エクスプレッシブライティング」という方法です。
平たく言うと、感情や思考のおもむくままに、書き出すというもの。
実は、脳はモヤモヤしているものほど、こだわって気にしてしまうという特徴があります。
「ツァイガルニック効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは、未完了のものを完了させようとする脳の性質のこと。
例えば、「穴埋め問題の空欄を埋めたくなる」などもツァイガルニック効果に該当します。
この性質を逆に利用して、「新しい依頼はすぐに5分だけ着手する」ことで、わざと未完了の状態を作り出し、タスクを迅速に処理するという技もあります。
つまり、書き出すことで思考や感情を明確し、明確にすることでモヤモヤを手放せるというわけです。
それでは、エクスプレッシブライティングの手順を紹介していきます。
①誰にも見せないノートを準備
②忖度なしになぐり書き
③終了の目安は「ま、いっか」
目次
①誰にも見せないノートを準備
まず、ノートを1冊用意してください。
新品でも使いかけのノートでも大丈夫です。
用意したら、「このノートは誰にも見せないんだ!」ということを確認しましょう。
ノートの表紙に書いてもいいですし、自分に言い聞かせてもいいです。
「ノートだと後に残るのが不安」という人は、ルーズリーフや裏紙でもいいと思います。
②忖度なしになぐり書き
ノートを準備したら、モヤモヤしていることについて、思うがままに書いていきます。
一番大変なのは、「書き始めること」だと思います。
せっかく書くのだから正確に書きたいと思うあまり、「あーでもない、こーでもない」となかなか書き始められません。
最初は、「まちがったことを書いてしまってもいいや!」と思い切って書き始めましょう。
書き始めたら、どんどん思考や感情があふれ出てきます。
このノートは誰にも見せないし、おそらく二度と見返すこともないということを再確認。
誰かに気兼ねすることなく、思い切り正直な感情を文字にしていきましょう。
仮に書いた後に、「あ、今のは○○さんにちょっと気、使っちゃったな」と思ったら、そのあとに本当の気持ちを改めて書けばいいのです。
③終了の目安は「ま、いっか」
どんどん感情を出していくと、そのうち「ま、いっか」と思える瞬間がやってきます。
これが終了の合図。
気づいたら、さっきのモヤモヤはもうどこかへ消えてしまっています。
「いつまでたってもやってこない!」という場合は、そのモヤモヤが相当根深いのかもしれませんね。
体力や気力と相談しながら、できる範囲で書き出してください。
何回かに分けて書き出しても大丈夫です。
何を隠そう、私は昨日のフットサルでチームメイトと息が合わずにモヤモヤ。
昨晩一度書き出したのですが、上手く出し切れず、今朝起きてもまだモヤモヤ。
再度書き出してようやくスッキリとしました。
本当は別にもっと考えたいことがあるのに、モヤモヤに思考をジャックされるとずいぶん時間を無駄にしてしまいます。
長引くモヤモヤはエクスプレッシブライティングでさっさと手放して、快適な日常を取り戻してくださいね!
ではまた!