Quick & Dirty
この言葉を聞いたことがありますか?
私は、この年になって初めて知りました
直訳すると、「速く、汚く」
これは、仕事を依頼されたときの大切な心構えです
つまり、「スピード重視」ということ
いつも締め切りギリギリ人間のたむらにとっては身につまされる言葉です
Quick & Dirtyの反対は、Slow & Beauty
「ゆっくり、キレイに」ですね
え?こっちのほうがいいんじゃない?
普通、そんなふうに思いますよね!
では、どうしてQuick & Dirtyが大切なのか、解説していきましょう!
Quick & Dirtyのメリット
Quick & Dirtyのメリットは以下の3つです
①方向性を確認し合いながら進められる
②その結果、手戻りが少なく、不要な作業をしなくて済む
③そしてなにより、相手の意識を引き留めておける
ひとつずつ、見ていきましょう
①方向性を確認し合いながら進められる
まず、一つ目は「方向性を確認し合いながら進められる」こと
依頼された作業を進めるうえで、方向性はとても大切ですよね
いくら良いものができたと思っても、そもそも方向性が間違っていたら、相手にとって価値はありません
その都度、相手が求めているものと本当にあっているのか、軌道修正が図れます
②手戻りが少なく、不要な作業をしなくて済む
二つ目は、「手戻りが少なく、不要な作業をしなくて済む」こと
定期的に方向性を確認し、ずれていたら軌道修正をする
このように仕事を進めると、手戻りが少なくなり、結果的に作業の効率があがります
余った時間をほかの作業にあてることで、生産性も飛躍的に向上しますよね!
③相手の意識を引き留めておける
最後は、「相手の意識を引き留めておける」こと
部下にとって、上司に関心を持ち続けてもらうことはとても大切
多忙な上司は、少し時間が空くとほかの業務のことで頭がいっぱい
自分にまかせた仕事のことなんか、すぐに忘れてしまいます
はやめ、はやめに報告することで、上司に自分の(やっている仕事の)存在に関心を持ち続けてもらえます
これは部下のモチベーションにとってとても大切ですね!
仕事とはキャッチボール
そういえば、市役所時代の先輩がこんなことを言っていました
「仕事とはキャッチボール」
「いかに早くボールを投げ返すか」
「自分の手元にいつまでもボールを置いておかないこと」
当時は、タスク管理という観点で理解していました
今回、あらためて成果の質をあげるためにも大切だったのだと気付きました
まずは60%を目指そう
仕事を依頼されたら、まずは60%くらいで一度提出してみましょう
体裁などは後回し、最後に整えればでいいんです
相手からしても、自分の意図のとおりに作業が進んでいることが把握できていると安心できます
それに、レスポンスが早いとやっぱり相手もうれしいですよね!(承認欲求)
さらに、打ち合わせの回数が増えるだけで、信頼度もあがるというお得な効果もあります(単純接触効果)
今まで締め切りギリギリまで仕事を抱え込んでしまっていたあなた!(そして私!)
これからは、仕事を依頼されたら、まず心の中で「Quick & Dirty」とつぶやきましょう
ではまた!