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ファクトで話す

朝、電話の着信音で目が覚める

発信者は上司

「しまった!寝坊した!」

そんな経験、ありませんか?

(今日は大事なミーティングの日だった!)

(やばい!これは完全にやばい!)

あわてて電話にでると、上司から一言

「いまどこ?」

さあ、あなたは何と答えますか?

①「今、向かってます!(ウソ)」

②「すみません、寝坊しました!」

③「家です」

今回のテーマは「ファクト(事実)で話す」

聞かれたことにファクト(事実)で答える

まず、①「今、向かってます!(ウソ)」

これはもう完全にウソです(笑)

もちろんファクトではないので×

次に、②「すみません、寝坊しました!」はどうでしょうか

確かに寝坊したのは事実ですよね

ここでポイントになってくるのは、相手の質問

上司は、「いまどこ?」とあなたの現在地を聞いています

「寝坊しました」というのはあなたの状況を伝えているのですね

この場合、③「家です」が正解

上司「いまどこ?」

あなた「家です」

上司「なんで?」

あなた「すいません、寝坊しました!」

上司「バカヤロー!」

上司「・・・・・」

上司「とにかく、早く出てこい!」

あなた「すみません!すぐ行きます!」

~出社~

あなた「ご迷惑をおかけして、すみませんでした!」

上司「・・・・今後、気をつけろよ」

と、こんなふうになるかはわかりませんが(笑)

ポイントは、まず相手に聞かれたことに、率直にファクト(事実)で答えること

そうすると、相手からは「なぜそうなのか?」という問いが返ってきます

それにまた「○○だからです」とファクトで答える

「それはどうして?」⇒「○○だから」

このやり取りを繰り返すことで、会話が建設的な方向に向かいやすくなります

具体的な数字で答える

もう一つ例を挙げてみましょう

1週間後の会議に向けて、あなたは資料作りを任されました

上司「例の資料、できてる?」

さあ、また3択です

①「はい、とりあえずやってます」

②「できてません」

③「もう少しでできます」

もうお分かりですね!

上司は「できてるのかどうか」を聞いていますので

まずは、②「できてません」と率直に答えます

そうすると上司は理由が知りたいので

「どうして?」

と聞いてきますので、

「実は、○○のデータが上手く手に入らないんです」

などと答えていきます

必然的に「相談」の流れができてますね!

また、上司が「いつごろできる?」と期限を気にしたら

「もう少しでできます」

と答えたいところなのですが、ここでもポイントがあります!

それは、数字を使うこと

「もう少し」これってあいまいな表現ですよね~

言われた方も、

「今日中?明日?明後日?いったいいつ!?」

と結局答えが得られていません

「あと2日ほどあればできます」

このように具体的な数字で答えるのも「ファクト」

数字は最強の武器になる

実は、数字に勝るファクトはありません

具体的で正確な数字で話すことこそが、「ファクトで話す」の神髄だと心得ましょう

特に、新人のように経験も実績もないときは、客観的な数字が説得力を高めてくれます

普段から数字を使う意識を持ちましょう

さて、いかがでしたでしょうか

上司が本当に知りたいのは、あなたの言い訳ではなく「ファクト」

まずは相手の質問に正確に「ファクト」で答えましょう

そして、できるだけ具体的な数字で答えましょう

そうするだけで、あなたの信頼度はグングン上昇するはずです

また、そうするほうが結果的に怒られにくいということも理解しておくといいですね!

ではまた!

参考文献:コンサル一年目が学ぶこと 著者:大石哲之

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