コーチング

価値観DRIVEN バックキャスト型とフォアキャスト型

『価値観DRIVEN』

なんてかっこいい響きだ

今朝のセッションでクライアントさんから飛び出した言葉である

あまりのかっこよさに、セッション終了後

「ブログに書いてもいいですか?」

と許可をいただいた(そして今、まさに書いている)

コーチングは「行動」という個性を持っていると思う

コーチングとカウンセリングの違いのひとつでもある

だから、セッションの最後には決まって、

「何かできそうなことはありますか?」

と聞いたりする

行動のモチベーションには2種類あると言われている(もっとあるかもしれないが・・・)

ひとつは『バックキャスティング型』、

もうひとつは『フォアキャスティング型』だ

バックキャスティング型は、目標設定型とも解される

まず目標を決めて、そこからの逆算で今やるべき行動に落とし込むものだ

ケネディ大統領の月にロケットを飛ばす計画がこれにあたることから、

『ムーンショット』なんて言い方もある

バックキャスティング型では、一見、達成困難な目標を立てる

困難な目標も、そこに向かう道すじを明確にすると、

不思議と出来そうな気持になってくる

そのステップを確実に実行していくことで、

当初の想定以上の成果や成長を手にすることができる

明確な目標に向かって行動することや、

目標を達成している自分を思い浮かべることが行動のエネルギー源になるのだ

表題の『価値観DRIVEN』に対し、『目標DRIVEN』と言えるかもしれない

一方、フォアキャスティング型は、現状から積み上げていく方法

フォアキャスティング型が重視するのは、どこにたどり着くかよりも

「今この瞬間、自分にとって大切な価値観が満たされているかどうか」だ

日本人が大好きな「カイゼン」もこちら側だ

「絶対的な何か」よりも、「とにかく今よりもちょっとでも良く」というところに充実感を得ている

コーチングはGROWモデルと呼ばれる『型』に沿って進めることが基本となっている

これは、どちらかというとバックキャスティング型になる

まずゴールを設定し、次に現状を確認する

ゴールと現状の間のギャップに対し、行動を考える

コーチングセッションを提供したり、コーチ仲間と話していると

「コーチングは苦しい」

「行動、行動、言わないで」

という声を耳にすることがある

こういう人たちは、もしかしたらフォアキャスティング型・価値観型の可能性がある

ずいぶん遠回りしてしまったが、今回伝えたかったことは、

・フォアキャスティング型・価値観型の方が合う人がいる

・その数は、バックキャスティング型が合う人より多い

・バックキャスティング型が合わないことで落ち込まないでほしい

ということだ

一般的には、バックキャスティング型の方が大きな成果を手に出来るとされる

確かに、バックキャスティング型は「派手」に見える

世間でいわゆる「成功者」と言われるイメージに近い

だから、当然あこがれる

しかし、これが落とし穴にもなり得る

他人の人生、他人が決めたルールを生きることはとても苦しいことだ

自分の価値観を満たしたい人にとってはなおさらだ

目標設定にいつも苦しめられている人

「今この瞬間の満足度、充実感を上げるためにできることは何か」

そういった視点で一度考えてみて欲しい

今日一日が幸せで、それが毎日積み重なれば、

きっと人生も幸せになるはずだ

かく言う私も、バリバリのフォアキャスティング型・価値観型だ

そして、今、わりと幸せに生きている(笑)

※下書きとして、Stand.fmでしゃべりました

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