先月から、池見陽先生が開催する
「世界標準の傾聴セミナー」に参加している
カウンセリングの一種、「フォーカシング」を元にした傾聴について、
約10か月かけて学ぶ
大きなテーマは2つ
・理解の試み
・体験過程の推進
理解の試みとは、話し手が話した内容について、
聞き手が「こう理解したが合っているか?」と確認すること
「Testing Understanding」の頭文字をとって
「TU」と略される
体験過程の推進は、聞き手の「TU」を通して、
話し手の認識が移り変わっていくこと
認識が変わると同時に、
話し手は新たな体験をしているのだ
例えば、話し手があることについて「不安だ」と表現する
聞き手が「○○が不安なんですか?」と自分の理解を確認する(TU)
すると、話し手は「不安というか△△に対する罪悪感かなあ」と認識を変える
聞き手はまた、「△△に罪悪感を感じているのですか?」と確認する(TU)
すると、話し手は「罪悪感というよりは義務感かもしれない・・・」とまた認識が変わる
「不安」⇒「罪悪感」⇒「義務感」と認識が変わる度に、
話し手は自身の中で「罪悪感」や「義務感」を順に体験していくのだ
フォーカシングでは、言葉に出来ないモヤモヤとした感覚(Felt Senseという)を取り扱う(らしい)
聞き手とのやりとりを通して体験過程が推進していくと、
あるとき「Felt Shift」というものにたどり着く
「Felt Shift」は、言葉にできないモヤモヤに
「ピッタリの言葉」を見つけられたときに起こる
思わず笑いがこみあげてくる
「な~んだ、(モヤモヤの正体は)そうだったのか!」と
聞き手も思わず笑顔になる
カウンセリングが目指すところは「自己一致」
「Felt Shift」はある意味、体感と認識が一致した状態といえるだろう
エネルギーがみなぎる
そしてその時こそ、「何ができますか?」と問うべきタイミングなのかもしれない
この傾聴セミナーが、私のコーチングを一段高いレベルへいざなってくれると期待している
フォーカシングに関するオススメ書籍