私のコーチングセッションは、傾聴がベースになっている
クライアントさんの話をとことん聞くのが基本スタイルだ
話を聞き続けていると、次から次へといろんな話題が出てくる
そんなとき、クライアントさんは
「なんだかとっちらかっててすみません・・・」
とか
「このまま話し続けても大丈夫ですか?」
と言ったりする
それに対し、私は決まって
「いえいえ、全然大丈夫ですよ」
と返す
なぜかというと、私にはしごく一貫した話に聞こえるからだ
以前は、私とクライアントさんの印象の違いに戸惑っていた
極端に言うと、クライアントさんは話がズレていると感じ、
私はズレていないと感じる
私にはズレていないと感じるから、
「ズレてませんか?」とフィードバックすることもない
なぜこのような現象が起きるのかとても不思議だったし、
ちょっとした悩みでもあった
しかし、傾聴セミナーに参加して、その謎が解けつつある
キーワードは
「体験過程の推進」
分かりやすく言うと、
「言っていることが変わっていく」
ということなのだ
それは、言語化して話すからこそ起きる現象
あることを口にしたからこそ、次の言葉が出てくるのだ
そのようにとらえると、クライアントさんの話は
一見とっちらかっているようで、ちゃんと前に進んでいる
むしろとっちらかっているように見えるのは、
クライアントさんにとって、その先にたどり着くための必要なプロセスなのである
それがクライアントさんの現状
まずはそこをしっかり受け止めないと、必ずどこかにムリが生じる
だから、以前よりも自信をもって言いたい
「とっちらかっても大丈夫ですよ!」
思考や感情の整理は、言語化のチャレンジ量に比例する
自分の人生を真剣に生きたい人のための
コーチングセッション『ストラグル』