5年ほど前、市役所を辞めました
辞めた理由の一つに、
「この世界は素晴らしいところだと息子に伝えたい」
というのがありました
息子は生まれつき難病を抱えていました
きっと想像を絶するほど苦しい毎日だったと思います
時を同じくして、私は市役所の仕事がとてもストレスに感じていました
毎日イライラして面白くなさそうな父ちゃん
息子に何を伝えられるだろう?
「大人になっても面白いことなんかないよ」
今の自分ではそんなことしか伝えられないのではないか
親がそんなんで、息子は病気を抱えてまでこの世界に生まれてきた意味を見出せるのだろうか
治らない病気
苦しい日々が変わらないのなら
せめて息子に伝えたい
「あなたが生まれてきたこの世界は、とても素晴らしいところだよ」と
そのためには、毎日楽しそうに過ごしている父ちゃんの背中を見せたい!
そう思って市役所を辞め、ボイストレーナーに転職しました
息子は5歳7か月で亡くなり、
私はそのあとコーチングを習い始め
コーチになりました
傾聴も学び、たくさんの人の話を
深く深く聞かせていただきました
人の話をよーく聞いていると
どの人にも、まるで輝く宝石のような素晴らしい部分があることに気づかされます
今日、運転していてふと思ったのです
この世には、なんて素晴らしい人がこんなにもたくさんいるんだろう!
続けて、思いました
「あ~・・・今なら心から言えるなあ」
「この世界は素晴らしいところだよって」
「だって、こんなにもステキな人たちを父ちゃんはいっぱい知ってるから」
人知れず、涙をぬぐいながらのドライブでした
話を聞かせていただいたクライアントさんはもちろん
コーチングをとおして出会ったすべての方に
感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございます!
自分の人生を真剣に生きたい人のための
コーチングセッション『ストラグル』