隔週で哲学カフェを開催している
本来、哲学カフェに哲学の知識は必要ない
しかし、ファシリテーターである手前、
なんとなく学んでおいた方がいい気がしている
そう思っていた矢先、
傾聴セミナーで思いがけず哲学の講義を聞く
その中で、ハイデガーという哲学者を知った
彼が提唱したのが「世界-内-存在」という概念
講師の池見先生の解説によると
「人間は常に状況に放り込まれている」のだそうだ
例えば、純粋に「たむさんとはどんな人か」を
説明しようとするとなかなか難しい
コーチングを受けてくれるクライアントを前にしているから
「コーチであるたむさん」が立ち上ってくる
つまり、人間の存在とは常に
環境との相互作用の中に定義されるということなのだ(と思うのだが・・・)
先日、誰かがSNSでこう発信していた
「トイレの詰まりが取れて、ご飯がおいしい!」
本人の意図は定かではないが、私はこう解釈した
人間は口から摂取したものを排泄する
もちろん、トイレにだ
だから、トイレが詰まっている状態
言い換えると、排泄に関して不安がある状態では
なんとなく摂取をためらう心理状態になる
トイレの詰まりが取り除かれたことで
摂取に対するためらいも消え
遠慮なく食事を楽しめたのではないか
普段なら、自分の体における工程のみ、
つまり口から摂取して排泄する部分しか意識されないだろう
しかし、上記投稿からは
食料は畑から、水は水道からやってきて
人間の口に入り、その後、排泄され
そしてトイレへ流れていくという
前後工程との関係の中で立ち上ってくる
人体の反応というものが率直に表現されているのだ!
「これこそが世界-内-存在だ!」と人知れず興奮したのである
この解釈が正確かどうかは分からないが
もし、間違っていても「水に流して」許してほしい
自分の人生を真剣に生きたい人のための
コーチングセッション『ストラグル』